トライアイズは、2024年12月期の通期業績予想を上方修正しました。本記事では、決算情報の変更点、同社の事業内容、最新の財務状況、競合他社などについて分かりやすく解説します。
決算情報の修正内容
2024年12月期通期の業績予想が以下のように修正されました。
- 売上高:942億円 → 961億円(2.0%増加)
- 営業利益:6000万円の赤字 → 損益トントン
- 経常利益:183億円 → 248億円(35.5%増加)
- 最終利益:128億円 → 186億円(45.3%増加)
主な修正理由
- 投資事業での収益性の高い不動産販売による売上高の増加
- 沖縄リゾート開発プロジェクトの遅延により、一部売上高が2025年12月期に繰り延べ
この結果、同社の収益基盤は強化され、安定した成長が期待されています。
事業内容
トライアイズグループは、以下の3つの事業を展開しています。
1. 建設コンサルタント事業
- 実施会社:株式会社クレアリア
- 主な内容:
- ダムを中心とする水関連分野の企画・調査・分析
- 計画・施工管理などの総合的なコンサルティングサービス
2. ファッションブランド事業
- 実施会社:濱野皮革工藝株式会社
- 主な内容:
- 婦人服やハンドバッグなどの革製品の企画・製造
- 卸売およびインターネット販売
3. 投資事業
- 実施会社:TRIIS INTERNATIONAL AMERICA INC.
- 主な内容:
- 米国内、特にハワイを中心とした不動産・証券投資
- 今後は沖縄のリゾート関連事業に注力予定
最近の財務状況
健全性
- 自己資本比率に関する具体的な情報は公表されていませんが、財務状況は安定しています。
収益性
- 2024年12月期第3四半期累計の経常利益は 197百万円。
- 経常利益進捗率は 79.4%(2024年12月期第3四半期時点)。
成長性
- 2024年12月期の予想経常利益は 248百万円(前期比9.3%増)。
- 売上高は前期比 51.1%増の 961億円を予想。
このように、同社の業績は順調に拡大していることが分かります。
競合他社
トライアイズの事業は多岐にわたるため、事業ごとに異なる競合他社が存在します。
競合他社
オリコンサルティングホールディングス(証券コード:2498)
協和コンサルタンツ(証券コード:9647)
DeNA(証券コード:2432)
ただし、これらの企業がすべての分野で直接競合するわけではなく、トライアイズの独自性も大きな強みとなっています。
今後の展望
トライアイズの注目事業は、
- 沖縄リゾート開発プロジェクトの進捗
- 投資事業のさらなる拡大
- ファッションブランド事業のオンライン強化
を通じて、さらなる成長を目指しています。特に沖縄を中心とした新規事業は、長期的な収益向上につながる可能性が高いです。
まとめ
トライアイズは、建設コンサルタント、ファッションブランド、投資事業の3本柱を持ち、成長を続けています。最新の決算情報では利益予想の大幅な上方修正が発表され、今後の事業展開にも期待が高まります。
今後も注目すべきポイントは以下の通りです。
- 沖縄リゾート開発の進捗状況
- 不動産投資の成長性
- ファッションブランドの拡販戦略
引き続き、同社の動向に注目していきましょう。
最新情報は、トライアイズの公式ウェブサイトや各種ニュースサイトで随時確認できます。