【事例II対策】老舗醤油店のV字回復に学ぶ、中小企業が勝つための「4P」と「SNS活用術」
老舗醤油店のV字回復に学ぶ、
中小企業が勝つための「4P」と「SNS活用術」
中小企業診断士二次試験、特に「事例Ⅱ(マーケティング・流通)」に挑む受験生の皆さん、日々お疲れ様です。事例Ⅱを攻略するカギは、与えられた経営資源(リソース)をいかに活用し、ターゲットのニーズに合致した「差別化」を行うかに尽きます。
今回は、BSテレ東『グロースの翼』で紹介された島根県松江市の「安本産業」の事例を深掘りします。明治18年創業の老舗がいかにして「醤油離れ」という構造的赤字を脱し、売上を15倍にしたのか。その軌跡には、二次試験の記述でそのまま使えるエッセンスが凝縮されています。
安本産業の8代目・安本さんは、就任当時「このままだと朽ちていく未来しかない」という強烈な危機感を持っていました。
安本さんが選んだのは、弱みを補う「改良」ではなく、強みを昇華させた「世の中にない新商品の開発」でした。それが2014年発売の「燻製醤油」です。
事例Ⅱの頻出パターンに「競合他社との差別化」があります。安本産業は、水槽のエアレーションのような独自製法で「醤油そのものに煙を閉じ込める」ことに成功しました。
これは「製品(Product)」の差別化であり、同時に「利用シーン(Occasion)」の提案でもあります。
安本産業のブレイクポイントは2020年のX(旧Twitter)でした。ここで受験生の皆さんに注目してほしいのは、単に「広告を出した」わけではない点です。
これが事例Ⅱで言うところの「双方向のコミュニケーション」と「ブランドロイヤルティの向上」に繋がります。
結果として、1時間で19,287本というギネス世界記録を樹立。この実績が信頼(エビデンス)となり、棚割(Place)の確保において強力な武器となりました。
注目すべきは、現在の売上比率です。
伝統を守りつつも、収益の柱をドレッシングへ大胆にシフトさせました。これは「醤油メーカー」から「燻製技術を核とした調味料メーカー」へとドメインを再定義した好例と言えます。
✏️ 実践編|事例Ⅱ風・記述トレーニング
📌 まとめ:事例Ⅱを解くための「安本産業的思考」
安本さんは現在、2030年の売上5億円、そして「従業員の給料を日本一にする」という目標を掲げています。これは「インターナルマーケティング(従業員の満足度向上)」の視点からも重要です。
安本産業のような「逆転のシナリオ」を、
皆さんの解答用紙の上でも描き出してください!