【精神科医が教える】うつ病などの「再発」は自分で気づけるのか?気づいた時にはもう遅い?

精神科医の樺沢紫苑が、復職後に、再び調子が悪くなった時、自分でそれに気づくことができるのか。 についてお話をされていますので、紹介いたします。

結論:気づけるけれど、それでは遅い

結論から言います。 再発したかどうか、自分で気づくことは可能です。

実際に、仕事に復帰してから3ヶ月くらい経って調子が悪くなり、「仕事に行けないんですけど」と患者さんの方からおっしゃることは多いです。 定期的な通院日以外でも、「調子が悪いので診てください」と急に来院される方もいらっしゃいます。 つまり、再発したこと自体は、皆さん自分で気づいて病院に来るわけです。

しかし、ここで重要な問題があります。

自分で「再発した」と気づいた時には、実はもう「手遅れ」なのです。 一度完全に再発してしまうと、そこから治すまでにまた3ヶ月、半年とかかってしまいます。

「再発」と「健康」の間にある「予備軍」

私がいつも言っていることですが、病気と健康の間には「予備軍」、つまり「未病(みびょう)」の段階が必ずあります。 再発する場合も同様で、いきなり再発するのではなく、必ずその「前段階」が存在します。

  • なんとなく調子が悪い
  • 気分が優れない
  • やる気がしない

こういった「軽い状態」が必ずあるはずです。 この段階で無理をして仕事に行ってしまうから、結果として再発してしまうのです。

1週間の休息で防げるものを、3ヶ月にしないために

本当に再発してしまうと治療に数ヶ月から年単位の時間がかかりますが、この「前段階」で気づいて対処できれば、1週間程度休むだけで回復することもあります。 軽い状態で気づき、早めに休暇を取ったり、休日をしっかり休んだりして、食い止めることが何より大切です。

睡眠、運動、散歩をして生活を整えていくことも重要です。

どうやって「前段階」に気づくか

とはいえ、この「前段階」の状態では、自分ではなかなか気づかないという難点があります。

自分ひとりで再発の予兆に気づけない場合は、他人の力を借りましょう。

  1. 家族の観察: 家族に様子を見てもらうことが重要です。
  2. 医師への報告: 診察の時に、「些細なこと」であっても伝えてください。細かい部分を医師に話し、専門家の目で判断してもらうことが必要です。

復職した方などは特に、「ちょっと調子が悪い」ぐらいの状態で、早め早めに対応していくことが大切です。 完全に再発してしまってからでは遅いのです。

今日の結論です。 「再発は自分で気づけますが、気づいた時には手遅れです。その一歩手前で対応しましょう」


【記事の出典・元動画】 本記事は、以下のYouTube動画の内容を元に作成されました。

  • チャンネル名: 精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル
  • 動画タイトル: 再発は自分で気付けるのか?【精神科医・樺沢紫苑】
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